睡眠時無呼吸症候群(いびき)
いびき(睡眠時無呼吸症候群)は病気です。以前は「いびきはよく寝ている証拠」などと言われていました。しかし、実際は呼吸が止まっており、酸素不足(いわゆる酸欠)となっていることが多いのです。
眠りも浅くなり、むしろ睡眠を妨害しています。
また、糖尿病、高血圧などの病気を引き起こし、メタボリックシンドロームにも関与しているのではないかと言われています。
他にも浅い眠りは日中の集中力を低下させ、交通事故や学業不振などを起こすことも考えられます。
いびきの正体は粘膜の振動です。つまり呼吸時、鼻から気管まで空気が通過する際、どこかせまい部分があると粘膜が振動し音を出すのです。
肥満のほか、鼻つまり、蓄膿症、大きな扁桃腺、口蓋垂(のどちんこ)の肥大、声帯の腫瘍など様々な病気が原因となります。
当院では鼻から声帯までどこかせまい部分がないか内視鏡などで検査します。
さらにアプノモニターという睡眠時の呼吸状態を調べる機械を使い、夜間の呼吸を調べます。
できるだけ普通の(日常の)状態で寝ていただき、睡眠状態を調べたいと考えておりますので、入院せずにすむよう検査機械の貸し出しを行っております(予約制)。
いびきの診察や検査をご希望の方はお気軽に医師やスタッフにお話ください。